こうした振水音は、ただ体を動かすだけで自分自身で聞きとれることもあるが、水滞は、一見すればわかることも多い。

たとえば、大根足、下半身デブである。

ビニール袋に水を入れて、手で吊り下げると下方が膨らむように、水分は重力によって下半身にたまりやすくなる。女性がよく「下肢がむくむ」「大根足」「下半身デブ」と嘆くのは、水によるもの。

下半身に水分がたまる→半身は冷えやすくなる→半身に存在する子宮や卵巣の病気(生理不順・生理痛、子宮筋腫、子宮ガン、卵巣のう腫)になりやすくなる。

また、下半身が冷えるということは、半身に存在していた熱や血や気が上半身に上昇してくることになる。よって、心臓病ではないのにドキドキ(動悸)したり、肺の病気ではないのに、突きあげられたような息苦しさを覚えたり、顔の発赤、発疹、せき、ライラ、不安、不眠、吐き気、咳、口内炎、口臭など、下から上へ突き上げられたような症状のオンパレードとなる。
これが西洋医学でいう「自律神経失調症」や「更年期障害」である。ここで「水の滞り」と「気の滞り」が関連していることがわかる。

メニエールル症候群という病気がある。めまい、耳鳴りを主症状とし、ひどくなると吐き気・嘔吐、目の奥の痛みを訴える。メニエール症候群の人の腹診をすると、必ず、振水音がする。やはり水毒による病気なのである。

耳の奥のほうに存在する内耳リンパ液(という水分)は、体が傾いたときに、内耳の中で動くことによって、平衡感覚を司っている。
振水音が存在するような水滞のある人は、このリンパ液も多く、少し体が動いたとき、大きく動いたように感じる。これがめまいである。内耳の中の水分(リンパ液)も多いので、水泳中に耳に水が入ったように耳鳴りがする。よって、体としては、余分な水分を捨てて、内耳の水分を減らすべく、嘔吐(胃液の排泄) を呈することもあるわけだ。

また目の中の房水が増加すると、目の奥のほうに痛みを感じることがある。これらが、メニエール症候群の症状なのである。