万病改善 「気・血・水」を整える方法 を紹介します。現代人の不調を根本から治す流れの作り方を紹介します。現代人は特に「気」「血」「水」の流れをよくすると、万病が治る、またはツライ症状や不快な症状の治癒を促進します。
これは何も難しいことやお金がかかることではなく「自然の法則や流れ」に従えば得られます。
万病改善 「気・血・水」を整える!
「気・血・水」を整えるには、ご自身の体質でどの要素が不足したり滞ったりしているか(例:気虚、血虚、水滞など)を知ることが大切ですが、ここでは体質を問わず取り入れられる基本的な方法をご紹介します。
東洋医学では、「食事」「生活習慣」「漢方薬」の3つの柱でバランスを整えていきます。
1. 食事で整える
食事は「気」や「血」の源を作るため、特に重要です。
共通の基本原則
- 温かいものを摂る: 体を冷やさないことが、気・血・水の巡りをスムーズにする基本です。温かいスープ、お粥、煮物などを積極的に取り入れましょう。
- 規則正しく3食摂る: 胃腸の働き(消化吸収して「気血」に変える力)を安定させます。
- よく噛む: 消化吸収を助け、胃腸への負担を減らします。
- 天然の甘味を適度に: 穀物や芋類、ナツメなどの天然の甘味は「気」を補うとされますが、白砂糖などの精製された甘味は「水」の滞り(湿)を生みやすいとされます。
- 旬の食材を取り入れる: 旬の食材は、その季節に必要なエネルギーを持っています。
各要素を意識した食材(体質別アドバイス)
乱れた要素 | 状態(例) | 改善におすすめの食材 |
気(エネルギー) | 気虚(不足) | 米、芋類(山芋、じゃがいも)、豆類(大豆)、きのこ類(椎茸)、鶏肉、ナツメ |
気(巡り) | 気滞(滞り) | 香りの良いもの:セロリ、春菊、シソ、みかんの皮(陳皮)、柑橘類、ハーブティー |
血(栄養) | 血虚(不足) | 黒・赤の食材:レバー、赤身の肉、ほうれん草、にんじん、黒ごま、黒きくらげ、ナツメ |
血(巡り) | 瘀血(滞り) | 体を温めるもの:玉ねぎ、生姜、にんにく、青魚(サバ・イワシ)、紅花、お酢 |
水(水分) | 水滞(滞り) | 利尿作用のあるもの:ハトムギ、小豆、きゅうり、冬瓜、トウモロコシ、海藻類 |
2. 生活習慣で整える
共通の基本原則
- 体を冷やさない: 特に首、手首、足首の「首(くび)」と、お腹周りを温めましょう。入浴はシャワーで済まさず、湯船に浸かって体を温めるのが効果的です。
- 適度な運動:
- 血と水の巡り改善:ウォーキングやストレッチ、ヨガなど、無理なく継続できる運動で血流を促進しましょう。特にふくらはぎを動かすことは重要です。
- 気滞の解消:軽い運動や深呼吸、気分転換で気の滞りを解消します。
- 質の良い睡眠:
- 「血」は寝ている間に作られ、蓄えられます。睡眠不足は「血虚」を招きやすいです。
- 疲れたときは、まず「休む」ことが「気」を補う最善の養生です。
- ストレス管理: ストレスは「気」の巡りを滞らせる大きな原因(気滞)です。自分に合ったリラックス法(アロマ、音楽、趣味など)を見つけましょう。
3. 漢方薬で整える
漢方薬は、ご自身の体質や症状に合わせて選ぶことで、「気・血・水」の乱れを効果的に整えます。ただし、自己判断せず、医師や薬剤師などの専門家にご相談ください。
乱れの状態 | 漢方薬の例(一例) | 主な働き |
気虚・血虚 | 十全大補湯、人参養栄湯 | 気と血の両方を補い、体力や気力を回復させる。 |
血虚・水滞 | 当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん) | 血を補いながら、水の滞りを解消し、むくみや冷えを改善。 |
瘀血(血の滞り) | 桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん) | 血の巡りを良くし、生理痛、肩こり、シミなどを改善。 |
気滞(気の滞り) | 加味逍遙散(かみしょうようさん) | 気の巡りを整え、イライラ、不安、のぼせなどを改善。 |
水滞(水の滞り) | 五苓散(ごれいさん) | 水分代謝を調整し、むくみ、頭痛、二日酔いなどに効果。 |