人間が動物である以上、「動くこと」が健康のためのひとつの条件になることは当然である。ジョギング中はすこぶる気分がよくなり、ランナーズ・ハイという現象が起こるが、これは脳から快感ホルモンのβ・エンドルフィンが分泌され、陶然とした気分になるから。

運動すると、腎血流もよくなって排尿が促され、発汗もして、「水の滞り」もとれる。血液の流れもよくなり、尿や汗とともに老廃物が排泄されることにより、血の滞りも解消される。

つまり、運動は気、血、水の流れをよくしてくれるわけだ。よって、いま何かスポーツをしている人は、それをつづけること。

何もしていない人は歩くことを始めるとよい。ウォーキングは、ジョギングと同様の効能があるし、いつでもどこでもできるので、さらによい。まずはl日5000歩くらいから始め、最終的には1日1万歩を目指すとよい。歩くことにより下半身の筋肉が鍛えられると、全身の血行がよくなり、体温が上昇し、高血圧、高脂血症、糖尿病、痛風、心臓病などの身体疾患に効くだけでなく、自律神経失調症、うつ病、ノイローゼなどの精神疾患にも必ずや好影響を与えてくれるはずである。