毒抜きで健康

Category: 滞った気を循環させる

気の流れを改善することでうつ病を治した実際の症例

気の流れを改善することでうつ病を改善するでも紹介したようにうつ病を実際に漢方薬を中心とした気の流れを改善することで改善した症例の紹介です。

症例1

168cm、75 kgで色白で小太りのTさんは、東大出の秀才で、コンピュータ関係の仕事をしておられる。3年前の冬、風邪をこじらせ、抗生物質や解熱剤を3週間も服用した後、風邪の症状はよくなったが、何となく、体が重く、仕事の効率が上がらず、眠りが浅くなるという症状が出現。
しばらくするとよくなるだろうとたかをくくっていたが、徐々に悪化し、不安と焦燥感を覚えるようになっていった。

夏になり、あまりの暑さに、不快症状をビールでまぎらわし、オフィスでも家でも、ガンガン冷房をかけていたら、手足が硬くなったように動きにくくなり、四肢の関節の痛みや頭痛が出てきた。
仕事がつづけられなくなり、近くの病院を訪ねると、「仮面うつ病」との診断。

それから、精神安定剤、抑うつ剤、睡眠薬等の投与を受け、不快症状はとれてきたが、65kgだった体重が、わずか半年で75kgになり「すぐ疲れる= 根気がない」という症状が強くなり、漢方で何とかしたいとのこと。

診察すると、色白、小太りの体質である。体温も35度台。仕事場は乾燥するので、コーヒーを1日5~6杯飲むという。食べ物も、朝はパン、牛乳、サラダの冷食で、昼もスパゲティーかピザ、夜は不規則で帰宅したらドカ食いをする、とのこと。

腹診では、腹が冷たく振水音がする。「あなたのうつ病は、体の冷えが原因です。まず、コーヒーをやめ、生姜紅茶にすること。そして朝はご飯、みそ汁、納豆、ちりめんじゃこ、梅干しなどの和食にし、昼はそばにネギと七味唐辛子をうんとかけて食べること。
夕食も和食中心にし、食べすぎないこと」等を指導した。よく高血圧の薬(降圧剤)の副作用でうつ病になる人がいるが、血圧が下がり脳の血流が悪くなると、脳細胞の活動低下→うつになるわけだ。
高血圧の治療に使われる薬について

それに、この人の体の冷え=血行不順の大もとの原因である水を排泄するめ、苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)を処方した。
また、のどに違和感が存在するというので、半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)も処方し、通勤は極力歩くようにすること、入浴やサウナに十分に時間をかけて入ることをすすめた。

うつ病になる人は、元来、生まじめな人が多いが、Tさんは忠実に実行され、3ヶ月で7kgもやせ、体温も36度台前半まで上昇。心身ともにすっきりとなり、精神安定剤と睡眠薬も不要になり、抗うつ剤を「念のため」ということで、従来の3分の1の量だけ服用するに至っている。

症例2

「私は膠原病やシューグレン、甲状腺機能低下症(橋本病)、関節リウマチ、低カリウム血症等で12年間、何種類もの化学薬品によって維持してきましたが、ただ痛みを一時的におさえこむだけで、年々立てなくなり、まだ38歳なのに先行きが不安で…しかたありませんでした。
しかも、ここ1~2年は気分が落ちこみ、このまま私の人生は終わるのではないかと不安と恐怖で暗い毎日を送っていました。

しかし、わらをもつかむ思いで体を温めるということに専念しました。わずか2ヶ月後の現在、本当にウソみたいに痛みがありません。そして、気分も明るくなれました。本当に心から感謝しています。もっと早くこの治療法に出会いたかったです。

気の流れを改善することで不眠症を改善する

眠れないというのは、人間にとって大きなストレスになるためなんとかすぐに解消したくて睡眠薬などに頼りがちになるが、ここは丁寧に気の流れを改善して解消したい。

  1. 早寝・早起きの規則正しい生活をする
  2. とくに午前0時以降の睡眠は、眠りが浅くなり、よくない。

  3. 筋肉運動や労働を十分に行う
  4. 筋肉運動(労働)は、心地よい疲れを作り、入眠をよくする。また、体温を高めるので、寝つきがよくなる。

  5. 就寝前の入浴
  6. 睡眠に入るときは、体温が下がる。よって、あらかじめ入浴で体温を上昇させておくと、体温低下が大きくなるので、入眠効果大となる。日ごろ、冷え性の人は、この体温の降下が少ないので、不眠症にかかりやすいのである。

  7. 頭寒足熱が基本
  8. 頭に血が上った(充血) 状態では、脳細胞の興奮がつづき不眠症になる。よって、頭寒足熱を心がける。冷却枕や小豆そばがら入りの枕は、頭を冷やしてくれるし、冬は湯たんぽを入れて、「足熱」を図るとよい。足下を温める快眠グッズはこちら。
    なお、頭の熱を下げるてっとり早い方法として、頭のテッペンの会(両耳を結んだ線と鼻から上に伸ばした線の交叉部) を、人差し指、中指、薬指で3~5秒押さえ、バッと放す、ということを数回くり返すというのがある。これだけで安眠できる人もいるので、このツボを押してみよう。

  9. 房事
  10. 体を温めるし、脳からβエンドフィルンも分泌され、リラックスして、誘眠効果大。

  11. ある程度、硬い布団を利用する
  12. 布団が柔らかすぎると、体表とシーツが接触しすぎ、汗をかいたときに蒸発しにくいので、不快となり不眠になることがある。よって、やや硬い布団がよい。夏はござやタオルケットを敷くと汗の吸収を促すので、さらによい。

  13. 夏のクーラーの温度は25~26度、湿度 50%に設定する

これらが不眠症の一般的対策である。しかし、昔ながらの民間療法として、

  • きざみ生姜やネギを切って皿にのせ、枕元に置く生妻やネギの精油の芳香成分が、鼻から肺に入血液に吸収されて、脳に達し、鎮静・睡眠効果を発揮する。
  • レタスをしっかり食べる
  • 夕食で、レタスのサラダを食べるとよい。レタスは古代ギリシャ時代より、経験的に不眠症に効くことがわかっていたが、含有成分のラクチシンやラクッコピコリンが鎮静作用を有する。

    カルシウムでストレスを緩和するレタス

、「不眠症」の専門医は、「肝臓の存在する右上腹部を温めると、催眠物質であるL-トリプトファンが血液中に増加し、熟眠効果がある」と発表している。
そういえば、生姜湿布を腹部に施すと、スヤスヤ、グーグーと眠ってしまう人が多いが、これで納得である。よって、生姜湿布や腹巻き、カイロで右上腹部を温めることも入眠効果大である。何もないときは、就寝する際、右の手のひらを右上腹部に当てるだけでも効果がある。

漢方医学では、肝臓は精神が宿るところと考える。「肝を冷やす」「肝だめし」という言葉から鑑みても、肝=精神(「気})ということがわかる。かんがよって、肝臓病にかかると、イライラすることがよくある。それは、肝の気の流れや血の流れが悪い状態であるともいえる。

右腹部の肝臓の位置を温め、肝臓の血の流れや気の流れをよくしてあげると、気を静め、不眠症がよくなる。

気の流れを改善することでガンを改善する

食事は、肉・卵・牛乳などの動物性食品を避け、穀物や豆類などのWhole food(全体食)を主食にし、野菜と果物を存分に提供する、というもの。これらは、スイスの自然療法病院のや、メキシコのティファナにある、やはりガンを自然療法で治療している病院と、食事療法の概念は酷似している。

ここでは、ガン患者に対して、

  1. 休息を与え、安息の時間を提供する
  2. 患者を世間の雑念より遠ざける
  3. 精神と肉体の関係を理解させる
  4. セルフ・ヒーリング(自己治癒)を高める

ことを目的としている。

患者が何に対して、一番楽しみをもっているかを探りだし、その「気」持ちを助けてエネルギーを作り、自然治癒力の原動力とする。

つまり、食事や運動も、ガンの治療にとって大切ではあるが、その前に、肉体をコントロールしている「精神」=「気」を省察し、磨きあげることに主眼をおいている。

また、次他にもガンの医師には「ガン治療に一番大切なこと」として、

  • 精神と肉体の関係を理解する
  • 人間以上の「何か大きなもの」が存在することを悟り、畏敬の念をもつ
  • 目標と目的をしっかり持つ
  • 自分の人生は、自分で動かさなければならないという自覚をもつ
  • 自分が周囲(人や神仏、自然) から理解されている、という感覚をもつを挙げ、「一番楽しいこと、うれしいこと」を思いながら、「大きく呼吸すること」が大切、

この呼吸=息は「生気」(生命を養うための気) を吸いこむことであり、「天の気」いきを吸いこんで「元気」を養うのに一番大切な術である。

漢方でも「気功」療法が存在するし、古今東西の医哲学で、呼吸法が重要視される所以でもある。息は宇宙、人体の原則にのっとり、吐くほうを重視する。

お腹から息を吐くつもりで横隔膜を上にあげながら、5秒かけてゆっくり吐き、今度はお腹に息を吸いこむつもりで、お腹を膨らませながら3秒で吸う。これを1日数回、l回に3~5分くり返すとよい。

「怒り、ストレス、不眠、薬物」などが免疫力を低下させてガン増殖に拍車をかけ、逆に「愛情、望み、瞑想、イメージ(想像= よいことを考えること)」が免疫力を高めて、ガンの発生を抑えることも大切だと考えている。

ガン患者に評判の健康食品

っまり、ガン治療においてさえ、「気」が大切なことがわかる。ガン患者に「生きがい療法」を施し、ガンと精神の関係を長年にわたり、研究しつつけてこられた先生は、ガン患者数名を、モンブランに連れていき、登頂に成功されたことであまりにも有名なドクターである。

いまは、ガン患者を大阪のなんばグランド花月劇場に連れていき、「笑う」ことで、NK細胞の活性を高めるという「治療」もなされている。

先生が書かれたものの中に「人間の体内では毎日3000個のガン細胞が発生しているが、ガンになる人とならない人がいるのは、NK細胞の活性の差にある」ということが書いてある。

そして「笑う。広い海、さわやかな潮風をイメージする… … 」など、「気持ちのよいイメージ」を1 回に15~20分、1 日数回抱くとNK細胞の活性が増し、ガンになりにくい、ともいっておられる。

確かに、漫才やコメディを見て3時間近く笑いつづけたガン患者のNK細胞の活性が著しく上昇する、という研究報告もある。

腹の底から笑う、いわゆる咲笑は、呼吸量が最大で4倍も大きくなり、酸素を存分に体内にとりこみ、血液中の二酸化炭素などの老廃物は排泄され、血液が浄化される。

また、横隔膜の運動が増すことにより、腹部内臓諸器官の血行がよくなり、その働きが促進される。脳からはβ1エンドルフィン(脳内麻薬) が分泌され、うつ的気分がとれ、幸せ気分になれる。

「気」を滞らせる、気をうっ積させることが、病気の原因になることはまちがいないしこうした事実より、NK細胞の活性の低い人は、「気」が開けない、「気」を出せない、つまり「気」の滞りのある人であり、

  • 「こうあらねばならない」という「気」が強く、融通がきかない、生まじめな人
  • 自分の本当の気持ちを表わさず、常に心の中に抑えこんでいる人
  • ルールや社会的習慣に忠実で、決められたことを、他人に任せず、自分でやりとげようとする人とされている。
  • よって、NK細胞の活性を高めるためには、次のようなことが大切である。

  • 常にケセラ・セラ=何とかなるさ、の気持ちをもつこと
  • 1日の終わりには、悪いことはなるべく思いださず、よいこと、楽しいことだけを思いだすようにすること
  • 嫌なことは日記につけること。するとスーツと「うつ気」が消えることが多い

なお、世界で初めてストレス学説を打ち立てられたカナダのセリエ博士は、自分自身のガンを、精神療法ほかの自然治療力で治されたことでも有名である。
セリエ博士は「ストレスを解消させるのに一番大切なことは、西洋人には稀薄な、東洋人時有の感謝の気持ちをもつこと」と結論づけておられる。
「うつ気」をとり、「気」を体内に充讐せ、精神的疾患の予防・改善をするには、じゆういつ「感謝の心」が大切なのかもしれない。

気の流れを改善することでうつ病を改善する

  1. 最低1日30分は、太陽の光を浴びるようにする
    戸外でのスポーツ、散歩など、医学的には、太陽光は気分を昂揚させてくれるセロトニン(脳内ホルモン)の分泌をよくしてくれる、とされているが、陰陽論から考えると、陰の病気のうつには、陽の代表の太陽光が奏功することがわかる。
  2. 体温を高める
    うつ病の症状は午前中が最悪で、午後になると改善してくる。午前中は誰しも低体温で、午後に体温上昇することを考えれば、低体温がうつ病の主因であることがゆえんわかる。
    うつ病が「心の風邪」ともいわれる所以でもある。よって、「うつ病」の改善には体温を上昇させる必要がある。入浴、サウナ浴、散歩、スポーツ、カラオケ、趣味に打ちこむ など、体温を高めることを、積極的に行う。
    たくさん笑ったり、よい思い出や自分の一番好きなこと(旅行や風景、または愛する家族)を頭に思い浮かべると、脳よりβ -エンドルフィンが分泌されて血行がよくなり、体温が高まる。
  3. シソの葉と生妾を常用する
    みそ汁にシソの葉を入れたり、サラダに添えたり、シソの葉の天ぶらを作ったと、シソの葉を日常の食物に存分に利用する。
    生姜も、生姜の漬け物、紅生姜、湯豆腐に生姜をすったものと醤油をかけて食べる、きざみ生姜をみそ汁に入れるなどして、大いに利用する。

    生姜有またはシソの葉加生姜湯、生妾紅茶などを1日数回飲む。「気うつ」(気の滞り) の妙薬として有名な、 半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう) を医師か薬剤師に相談の上、処方してもらう

  4. 積極的に活動に参加する
    うつ病、自律神経失調症、不眠症など「気の滞り」よりくる病気は、コンピュータのエンジニアや会社の研究部門の研究室など孤独な作業や研究に従事する人、友人が少なく、屋内に引きこもりがちな人に多く発症する傾向にある。よって、積極的に友人と語らったり、活動に参加したりする必要がある。
  5. 赤系統の服装をし、赤色の食物をとる
    赤からは、気(電磁波) が出て、血行をよくし、気力を高めてくれる。同じ食品なら、青のパッケージより赤のパッケージがよく売れるし、本も、赤系統のカバーのほうがよく売れる。

    中華料理店やファミリーレストランも、赤系統の外観が多いし、アフターファイブにサラリーマンがちょいと立ち寄るところも赤ちょうちんである。赤い洋服、赤いシャツ、赤いくつ下、赤いパンツは、包んでいる皮膚の血行をよくして体を温め、気力を増してくれる。うつ傾向にある人は「赤」を大いに利用するべきだ。
    食事も七味唐辛子(カプサイシン)、ニンジン(βカロテン) などの赤の食物を大いにとるとよい。

自殺する人は、うつ病かうつ状態にあるという。よって、自殺の予防も、うつ病対策と同じでよい。アメリカの精神科医が、精神疾患のある人4000人を10年間調査追跡したところ、自殺した人は低体温の人が圧倒的に多かったという。よって、自殺の予防には、

  • とにかく、食事、運動、「気のもち方」で体温を上昇させること
  • 肉より魚を多くとること

も重要。

自殺の多いフィンランドの64歳の男女1800人を精神科医が調査したところ、週2回未満しか魚を食べない魚嫌いの人の自殺願望・うつ病の発症率を100とした場合、週2回以1 魚を食べる魚好きの人の自殺願望は57% 、うつ病は63%と低率を示した。

魚の中のEPAやDHAなどの不飽和脂肪酸か、それを摂取することによって増加してくるHDLコレステロールが、脳血流をよくして、「うつ」を改善したのかもしれない。
DHA・EPAの効能はこちら
血圧を下げる薬(降圧剤) が、脳の血流を悪くして、うつ病を発症させることがあるが、すべての病気は、血行が悪くなると起こりやすくなる。あらゆる臓器が、血液が運んでくる水分、栄養素、酸素、免疫物質などで養われているのだから、当然であろう。

水溶性低分子キトサン「ヌーススピリッツ」を使ってみての感想

気の流れを改善することで自律神経失調症を改善する

自律神経失調症も、漢方的にいうと「気の滞り」「気冷え」からくるので、先のうつ病の対策を1つでも多く実行することが大事。

自律神経失調症は、交感神経と副交感神経のバランスの崩れから起こるが、基本的には、精神的負担、疲労、睡眠不足、過食、水分のとりすぎなど、いわゆるストレッサーが加わり、交感神経の緊張が高まって起こる病気である。

よって、交感神経の緊張をやわらげるため、以下のことを重点的に行う。

  1. 38~40度くらいのぬるめのお湯にゆっくり入る(半身浴)
    半身浴は血管の詰まりに効果大
  2. 好きなこと(趣味の音楽、絵画、習いごと) をする
  3. ゆっくりと、緑の多いところを歩く
    木とその葉菓から出てくる芳香成分のテルペンの中のαピネンが、交感神経の緊張をとり、自律神経を安定させて疲れをとってくれる。
  4. マイナスイオンの多い大気に接するようにする。
    ガーベラやツタは、大気中のマイナスイオンを増やし、交感神経の緊張を除いてくれる。シャワー、水洗トイレ、噴水、滝つぼなど、水しぶきの飛んでいるところは、マイナスイオンが多い。

逆に大気汚染や放射能汚染のあるところや高湿度の環境では、プラスイオンが多く含まれており、イライラ、不安、不眠、喘息や心臓発作を起こしやすい。

現代人がストレスまみれから病気になる理由

現代日本人、とくに、30歳以下の人は、体温が人類の平均体温の36.5度 ある人はほとんどおらずに、ほとんどが陰性体質である。

これで、現代日本に、うつ病、自殺、ノイローゼ、自律神経失調症などの陰性病(気の滞り) が蔓延している理由となっている。

陽性体質の人は、1割もいない。もっと塩、みそ、醤油、明太子など、陽性食品をしっかり食べなければならないのだ。蛇足かもしれないが、毎年、増加の一途をたどっている不登校児も、ほとんどが低体温であるという。

よって、午前中に気力、体力がなく、学校に行きたくても行けない。それが何回かつづき不登校児になっていくのだそうだ。また、気温の一番高くなる真夏は、心身ともに好調になるのであるが、このときは夏休みなので、せっかくのやる気もあだ花になる。

こう考えると、「気」の滞りを改善し、全身に「気」を充溢させるには、熱が必要ということになる。存分な「気」を作りだすには、やはり陽性の食べ物が必要ということにる。

逆にいうと、現代人の「気」の滞りの原因は、「冷え」ということになる。30歳以下の人で人類の平均体温の36.5度ある人はむしろまれで、ほとんどの人がそれ以下で、35度台という人も多い。

その原因として、運動不足(体熱の50%近くは、筋肉より産出) や都会のストレスによる血流不足も考えられるが、何といっても最大の原因は食べ物にある。

南方産の食べ物の摂取過多、ビタミンがあるとして多食する生野菜のサラダ、栄養があるとして好き嫌いにかかわらず飲む牛乳、甘い物、化学調味料、不必要にとりすぎる水分など。

こうしたものはすべて体を冷やす。こうした体温の低下が、気の滞り=精神神経疾患と関連して述べられることは西洋医学ではないが、ここにこそ本当の原因があると思われる。
では以下に、気の流れをよくして、精神疾患をはじめとする病気に対処する対処方法である。

気の流れをよくしてうつ病を治す

気の流れを改善して治す病気・症状

この2つのタイプの体質は病気も異なる

その昔から満月の夜には、交通事故、夫婦げんか、刃傷沙汰、発狂する人、自殺する人が多いという統計がある。これは、月から放たれるあの青白い光が、人間の「気」(精神9をおかしくするという理由だと言われている。

このことから、気の滞り=気の病を解決するため\には、病気や人間だけを診ても、十分でないことがわかる。

心電図、筋電図、脳波という検査があることを考えれば、人間の心臓、筋肉、脳は、電気現象で働いていることがわかる。しかし、この3 つの臓器に限らず、人間を構成している細胞はすべて、プラスとマイナスよりなる電気によって働いているのだ。

漢方には、有名な陰陽論がある。森羅万象すべての宇宙の物体は、人間も含めて、陰と陽により成りたっていると考える。

「陽」とは、太陽、夏、昼など暖かく乾燥しており、「陰」とは、月、冬、夜のように、「冷え」の性質をもつ。雨(水) にぬれると冷えるが、その道も真で、「冷え」は湿気をもたらすと考え、水(湿) は、陰の属性である。また、陽は引きしまり(縮)、陰はダラリとのびて、力のない状態(拡) という特徴もある。

陽の色は、赤・黒・橙・黄の暖色で、陰の色は、青・自・緑など冷色である。体質でいうと、たいてい男は陽で、女は陰だ。
男でも、「ずんぐりむっくり、赤ら顔の高血圧のおじさん」と表現される人は、陽が強い。

陽性体質の人は、ひと言でいうと、筋肉が発達している人。人間の体温の50% 近くは筋肉で作られるのだから、陽性体質の人は体が温かく、活動的である。また、血色もよい。胃腸や声帯も筋肉でできているのだから、陽性体質の人は、胃腸の働きもよく(食欲があり)、声も太くて張りがある。

陰性体質の人は、色白で、水太りで筋肉が少ないので、体温が低く、動作も遅く、顔色も悪い。胃腸の働きもよくないので、食欲不振や便秘・下痢に陥りやすく、声も小さくかつ張りがない。体温が低く、赤みが少ないので、貧血(赤血球が少ない)や白髪になりやすい。

女性は、ほとんど陰性体質であるし、男性でも、色白で長身、髪の毛が多く、白髪になりやすい人は、陰性である。

陽性体質の人は、食欲旺盛で元気いっぱい、ほがらかで人にも好かれて、よい人生を送るが、栄養過剰、老廃物過剰、熱加剰で、高血圧、心筋梗塞、欧米型のガンなどでバタリと倒れ、短命に終わることが多い。日本の力士が長生きしないことを考えるとよくわかる。

逆に陰性体質の人は、冷えと水と痛みの病気で悩む。低血圧、胃炎、ルギー、リウマチ、神経痛など、死ぬような病気ではないのだが、不定愁訴があり、慢性的に悩みながらも、わりと長生きする。

うつ病、ノイローゼ(神経症)、自律神経失調症、自殺など、精神疾患=気の滞りの病気は、この陰の状態で発症する病気である。

よって、「陰の病気」に対しては、筋肉を動かし(散歩やスポーツ)、入浴やサウナ、カラオケ、趣味に打ちこむ、瞑想、何かに情熱を燃やすなどして、体を温める必要がある。

また、日ごろ、口にする食べ物も重要になってくる。現代医学、栄養学ではいわないが、漢方では、体を温める食べ物と冷やす食べ物を厳然として区別している。
ひと言でいうと、体を温める陽性食品は、ナトリウム(Na)の多い食べ物で、代表が塩である。体を冷やす食べ物は、カリウム(K)の多い食べ物で、その代表が酢である。

もう少し一般的に解説すると、「体を温める食べ物」は、北方産物(塩ザケ、そば、リンゴ、サクランボ、ブドウ、プルーンなど)、塩辛いもの(塩、みそ、醤油、明太子、佃煮、漬け物など)、牛乳以外の動物性食品(肉、卵、チーズ、魚、魚介など)、根菜類(ゴボウ、人参、レンコンなど)、赤・黒・橙・草色の外観の食べ物(紅茶、海藻、小豆、黒豆、納豆など)となる。

「体を冷やす食べ物」は、南方産物(バナナ、パイナップル、ミカン、レモン、メロン、トマト、キュウリ、スイカ、カレー(インド原産)、コーヒー( エチオピア原産)、緑茶(インド原産) など)、水っぽいもの(水、酢、牛乳、ビール、ウィスキー、コーラ、ジュースなど)、葉菜類(柔らかく、うすくて広がり、青白い色)、(青) 白い食べ物(白砂糖、自パン、化学調味料、化学薬品など)…ということになる。

体を冷やしも温めもしない陰陽の相なかばした間性の食品が、玄米、黒パン(玄麦)、トウモロコシ、芋類、豆類、雑穀(アワ、キビ、ヒエ ) など人類が主食にしてきた、外観が黄〜うす茶色の食べ物である。

間性食品は、陽性体質の人も、陰性体質の人も、いつ、どこで食べてもよい。よって、主食になり得たわけだ。
陰性体質の人は、陽性の食べ物と間性の食べ物をしっかり食べ、陽性体質の人は、陰性の食べ物と問性の食べ物をしっかり食べれば、健康になるし、それぞれの病気を治す大きな原動力になる。陽性の人が、陽性食品を、陰性の人が陰性食品を食べすぎると、病気が悪化する。

  • 陽性の人
    男性、とくに禿頭、暑がりで血圧高め、筋力があり活発、便秘がち
  • 陰性の人
    女性、男性でも白髪、冷え性、低血圧、下痢(または便秘)、体力ない、朝弱く、よいっ張り

かかりやすい病気

  • 陽性の人
    高血圧、脳卒中、心筋梗塞、便秘、欧米型ガン(肺、大腸など)、糖尿病、痛風など
  • 陰性の人
    低血圧、貧血、胃炎、潰瘍、胃ガン、 アレルギー、リウマチ、痛みの病気、うつ病、精神病、自殺、むくみ、膠原病、バセドゥ病

食べ物

  • 陽性食品
    北方産の物(固い食べ物)、赤、黒、橙、黄色のもの、塩、みそ、しょうゆ、明太子、根菜(ゴボウ、人参、レンコン、生姜、山芋)、黒っぼいもの(紅茶、海藻、小豆、黒豆)、日本酒、赤ワイン、梅酒、お湯割りのウイスキー
  • 陰性食品
    南方産の物(柔らかい、水っぽい食べ物)、青、自、緑色のもの水、ウィスキー、コーラ、ジュース、南方産(バナナ、パイン、ミカン、レモン、メロン、トマト、キュウリ、スイカ、カレー、コーヒー、緑茶)、白いもの(白砂糖、白パン、化学調味料、化学薬品)

「気の滞り」が引き起こすこれだけの危険な症状

体を巡る大切な「気」の働きにもあるように気が体内の「血」や「水」を動かす力になっており、生命に対する生殺与奪の権利をもっているものといえる。

ストレスをはじめ、飲食の誤り(過多、質の悪さ)、冷えや外傷、病原菌など外から侵入した「邪」等によって、気の流れが邪魔された状態が「気の滞り」である。
このときこそ「何となくスッキリしない、重い」と感じることが多いが、具体的には「体のあちこちが張ったように痛む」とか「胃が重い」「胃が張る」「腹部膨満感」「胸がつかえる」などの身体症状で表われることが多い。

気の滞り」が長引くと、気の量の不足や気の働きの低下を招き、動悸、息切れ、めそまい、冷え…などの不定愁訴に食欲不振、消化不良がともない、体重減少をきたし、汗(冷や汗)をかきやすくなり、風邪をよくひき、ひどくなると、失禁や出血傾向(皮下出血)などを起こしたりもする。

なぜなら「気」は命維持のための原動力だから、あらゆる身体的症状が発現してもおかしくないのだ。以下の疾患も、実は気の滞りにより招来されたものなのである

のどの不調
「のどに何かつまっている感じで、吐こうにも吐けず、飲みこもうとしても飲みこめない」という症状は、「気の滞り」の典型的な症状で、漢方でも、梅核気(梅干しの種子がのどにつまった感じ)といい、西洋医学でもヒステリー球ということがある。「気の滞り」が原因なので、西洋医学的にいうと、うつ病、神経症(ノイローゼ)、ヒステリーなどのときに見られる典型的な症状といってよい。
この梅核気があるときは、やたらと咳払いをしたくなるし、ガンではないかと不安になつたり、種々のとりこし苦労をしてしまうことが多い。
漢方では、こうした梅核気のある病気には病名が何であれ、半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)を処方するとよく効く。
半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)はシソの葉と生姜を中心に茯苓と厚朴よりなる。

シソの葉と生姜は、「気を開く」つまり「気の滞り」を改善する作用があるとして、「気の病」の妙薬として重宝されてきた。

ただし、この梅核気があり、鼻やのどの炎症疾患(慢性副鼻腔炎・上咽頭炎) やガン(喉頭ガン、咽頭ガン、食道ガン)、甲状腺の病気が存在することもある。
よって、梅核気がある人は一応、耳鼻科の先生に診てもらう必要がある。そこで異常なしといわれたら、うつ病、神経症(ノイローゼ)、ヒステリーなどの病気が考えられるので、心療内科や神経科を訪れ、カウンセリングや抗不安剤などの処方をしてもらうとよい。

ただし、軽いなら、医師か薬剤師に相談のうえ、半夏厚朴湯を処方してもい、生姜湯などで改善できる場合もある。
漢方薬を使わないぐらいの軽症であれば脂肪燃焼がアップし、太りにくくなる蒸し生姜のダイエット効果(実際データも合わせて)にあるように蒸し生姜でもいいかもしれません。生姜は熱を加えることによって、ショウガオールが飛躍的に高まる性質があるので火を通してから食べるとより効果的です。

うつ
西洋医学的には、「知・情・意の働きの低下」が起こり、気分が落ちこみ、意欲がなくなる状態をいう。症状は

  • 憂鬱
  • 食欲や性欲の低下
  • 不眠・早朝覚醒
  • 自信の喪失(出社拒否)
  • 動作がのろく、口数も少なくなり、仕事の処理能力が低下し、うっかりミスが増える
  • 朝方とくに不調(朝は新聞も読みたくない)、夕方、ややよくなる
  • 自分自身を必要以上に責める

という症状が表われることが多い。よって、周りの人々の励ましは、自責の念を強めて、自殺に追いやることもある。
こうした、精神症状は前面に出てこず、むしろ、頭痛、倦怠感、食欲不振、胃腸の不快感、心臓のドキドキ、息苦しさなどの身体症状が主症状として出てくる状態を仮面うつ病(精神症状が隠されたという意味) という。よって、精神疾患とは気づかず、内科を次から次へと受診して歩く、ドクター・ショッピングをくり返す人もいる。

うつ病の原因は、精神伝達物質である脳のセロトニンの分泌低下が原因とされている。しかし、東洋医学的にいうと、「うつ病」は「気の滞り」から起こる典型的な病態であるので、身体症状が出てくるのは当たり前なのである。なぜなら、「気」は、人体のすべての生命活動に関与するエネルギー源なのだから。なお、最近は、季節うつ病(冬季うつ病)なる言葉をよく耳にする。

これは、「毎年10月下旬から2月ごろまでの寒い時期に、気分が落ちこみ、意欲が低下し、頭痛や微熱がつづいたりするが、3月になると徐々によくなり、夏は心身ともに絶好調」という病気である。

雪が多く寒さが厳しい北国に患者が多いという傾向があるというので、日照時間が短いことが原因ではないかということがわかり、今では光療法が行われ、奏功している。これは、20Wの蛍光灯を3本並べたライトボックスを作り、1分間に4~5秒光源を見つめることを最低30分つづけるというものである。80%以上の人に効果が認められている。

神経症
不安神経症、強迫神経症、ヒステリーなど、主として精神的な原因で生ずる神経機能の障害をいう。

  • (不安神経症
    電車内や会社での会議中などに、突然、心臓がドキドキしたり、ひどくなると、冷や汗やめまいを感じたり、このまま死ぬのではないかという不安に襲われるなど、派手な症状が出現する。予防や治療には、精神安定剤がよく効く。
    不安障害についてはこちら
  • 強迫神経症
    「自分の意志に反して、ある観念・思考・行動が起こり、それに対して不安感や不快感をもつ状態」と定義されている。何か物をさわると細菌で汚染されていると思いこみ、何回も手洗いをするとか、病院の検査で「異常なし」という診断結果をもらっても、「重大な病気が隠れているのでは? 」と思いこんで、何回も検査をくり返す…という強迫観念にとりつかれた状態をいう。
    強迫性障害についてはこちら。
  • ヒステリー
    ヒステリー は子宮を意味するギリシャ語からきた言葉。子宮が原因の病気と考えられていたわけである。子宮は女性にはあるが男性にはない。したがって、ヒステリーが女性に多く見られるのもうなずける。ヒステリー患者は未熟で小児的人格をもっている人が多いといわれる。フロイトはヒステリーを「無意識な病気への逃避」といっている。欲求不満がいろいろな精神症状、身体症状に転換されたのがヒステリーである、ととらえたのである。

    ヒステリーは実に多彩な症状を呈する。歩行困難などの運動麻痔、手足のふるえ、仮面様顔貌、失声、味覚・喚覚の障害、嘔吐、下痢、呼吸困難…その症状は患者の数だけあるといってもいいほどで、すべて演技的であるのが特徴である。

    フロイトによれば、ヒステリーにはセックスが大きな要素として働いているのがほとんどであり、性的欲求不満にとらわれた女性の人格が未熟で小児的であった場合に、ヒステリーとなってさまざまな症状を発するという。ヒステリー弓はその典型かもしれない。

    ヒステリー症状が起こつたとき、乳房の激しい痛み(乳房痛)や下腹部を圧迫するような激しい痛み(卵巣痛)をともなうことが多く、これらの性的器官の痛みが、性的欲求不満を表現しているように思われる。

    乳ガンや子宮ガン、卵巣ガンは夫との不仲、夫の浮気などが誘因となって発生することもある、という研究があるが、ヒステリーに乳房痛や卵巣痛がともなうところを

不眠症
不眠症には、神経衰弱や脳充血、脳炎などの脳の病気や、コーヒーやお茶のカフェインなどで大脳の興奮性が異常に高まって起こる一次性不眠症と、大脳の興奮性は高まってはいないが、かゆみ、暑さ、寒さ、頻尿などの「刺激」のため、眠れない二次性不眠症がある。
年齢とともに、だんだん、寝つきが悪くなるのが自然現象でもある。睡眠時間、就寝時間で表わされる睡眠効果は、10代で97% 、40代で94% 、50代で91% 、70代になると70%というから、年齢とともに、寝つくまでの時間がかかったり、睡眠中の覚醒が多くなる、ということを表わしている。

慢性疲労症候群
慢性疲労症候群の定義は、「生活に著しい支障をきたすような強い疲労感を主症状とし、少なくとも6ヶ月以上継続するか、緩解と再発をくり返すもの」である。

日曜出勤も辞さないほどのワーカホリックで、ストレスが多く、教育水準が高く、まじめで融通のきかない30歳以上のビジネスマンに多い、とされている。

症状は、「微熱」「のどの痛みや頭痛、筋肉痛や移動性の関節痛」「頸部から腋窩のまリンパ節の腫れ」「全身倦怠感」などをともなうので、「風邪」と誤診されることも多い。しかし、長くつづくと原因不明の筋力低下が表われたり、歩行困難や食べ物のえん下(飲み下し) 困難が出現し、単なる「風邪」とは違うことが、本人にもわかってくる。

その他、以下のような精神症状が出現してくる。

「睡眠の異常(過眠、不眠)」「思考力や集中力の低下」「うつ状態」「健忘(忘れっぽい)」「興奮」「しゅう明(まぶしい)」などである。

西洋医学ではストレスや疲労が原因で起こるウィルス性の病気で、真因は不明とされているが、漢方医学的には、これこそ「人体すべての生命活動に関与するエネルギー源」である「気」が滞り、その結果、「気」の働きが低下した病気と考えられる。慢性疲労症候群の症状は「気」「血」「水」の「滞り」よりきている。よって、次のように対処するとよい。

  1. 朝はニンジン・リンゴジュース+生姜紅茶、昼はそば、夜は陽性食品を中心とした和食という基本食を守る。
  2. 少々だるくても、できる範囲でウォーキングや軽い運動をして、その後入浴して発汗し、ゆっくり休むというメリハリのある生活をする。
  3. 生姜紅茶、生姜湯、シソの葉加生姜湯のうち、「おいしい」と感じるものを、1日3杯以上愛飲する。
ガン
C型性格という性格の人は、ガンになりやすいという。C型のCは、cancer=ガンより来ている。「人と争うことを嫌い、自分の思っていることを表面に出そうとせず、とくに怒りを抑えがちで忍耐強く、常に人との調和を考え、社会の規範に従順な、人に好かれるいい人」がC型性格の持ち主である。
終始憂うつそうにしている女性は、楽天的な女性よりガンにかかりやすい」と言われ、「幸せな人はガンにかからない」と言われる。
ネズミの実験では「隔離」して「さびしさ」というストレスを与えると、その隔離の頻度に比例して「ガンにかかりやすくなる」ことを証明している。

このように「気」持ちがあの難敵のガンの予後や治療にも大きく影響することがわかり、精神免疫学という学問の分野が台頭するきっかけになった。

ある試験で、再発した乳ガン患者75人の病状を1年間追跡したところ、6人が死亡した。残りの生存患者は「医師に対する訴えが多く手のかかる患者ばかり」だったという。

つまり、「気をとじこめてしまう(気うつ) 人」より、「気をどんどん外面に出す人」4のほうが、ガンと闘うNK細胞の活性が活発になる、ということ。このように、「気」を滞らせる人は、血の流れも滞り、ガン腫というかたまりをも作ることがわかる。ガンは「気の滞り」の最終産物であろうが、日ごろ、体が重い、体が張る、筋肉が硬い、胃腸の膨満感があるなどの症状も、「気」の滞りからきていることが多い。

ガンに強い人 ガンに弱い人
ガンなんかに負けない!という闘争心を燃やす
怒り・恐怖・不安などを家族・友人にうち明けずに感情を抑えて1人で悩む
医師にガン宣告された時、「俺はこんなに健康なのに、誤診じやないか、あいつはヤプ医者だ」というくらいに気概のある人
医師にガン宣告された時、がいたん「絶望・落胆し、家にこもって社会生活を拒否する」傾向のある人
不安、不眠、治療に対する疑問や結果を、医師や看護師にことある毎に訴え、手のかかる人
医師や看護師に対して、礼儀正しく、常に謙虚、抗ガン剤や放射線療法の副作用にもじっと耐える、「患者の模範」と医療者側からは思われる人
気功、断食、高ビタミン療法、漠方など、少しでもよいといわれる代替療法を徹底的にやろうとする人
医師がすすめるオーソドックスな現代医学的治療法を素直に受け入れ、疑問、質問があっても決して尋ねようとしない、従順な人
入院しても、外出や外泊をしょっちゅうしたがるタイプ
医師・看護師の指示に従順に従い、「ご気分はいかがですか」と尋ねられると、よくはなくても「大分、よくなってます」などという優等生タイプ
自律神経失調症
私たちの手足や目、口などの筋肉は、自分の意志によって、動かしたり止めたりできるが、心臓や胃腸の動きをはじめ、発汗や血圧などは、意のままに調節することはできない。

つまり、心臓、血管、胃腸、肺、汗腺等々の器官は、自律神経という、我々の意志に従わない神経によって調節されている。自律神経は、緊張の神経ともいわれる交感神経と、リラックスの神経といわれる副交感神経からなり、この両神経がちょうど馬の手綱のごとく、お互いに括抗しあって、それぞれの器官を調節している。昼は交感神経がよく働くし、夜は副交感神経の作用が強い。

よって昼間や興奮・緊張したときには交感神経が優位になり、脈拍も血圧も上がることがわかるし、夕方から夜にかけては、副交感神経の作用が強くなるので、胃腸の働きがよくなり、食欲が増進することもわかる。夜は、心臓の働きが抑制されるので、心不全の人は、夜に動悸、息切れ、むくみなどの心不全の症状が悪化する。また、夜は、ぜんそく気管支が収縮するので、喘息が悪化する。
要するに、昼間は交感神経が働き、活動がしやすいような生理状態になっているし、逆に、夜は副交感神経が働き、リラックスして食欲を増し、体を休め、次の日の活力を蓄えるようにできているのである。こうした自律神経の、つまり交感神経と副交感神経の括抗のバランスが崩れると、発汗異常、動悸・息切れ、胸部圧迫感、血圧上昇などの循環器症状、食欲不振、胃部膨満感、便秘・下痢などの消化器症状のほか、めまい、耳鳴り、ふるえ、不眠、頭痛、疲労感など、実に多彩な症状が表われてくる。これが、自律神経失調症である。もちろん、心臓、肺、胃腸などの各臓器には、器質的な変化は存在していない。

自殺
昔から、自殺の多い国というのは、ハンガリー、フィンランド、スウェーデンなど北欧で、ノイタリアなど南欧は少ないという傾向があった。主要国の人口10万人当たりの自殺者の数を、統計的に見ると

  • ハンガリー/32.6人
  • フィンランド/23.4人
  • オーストラリア/19.4人
  • フランス/18人
  • デンマーク/14.4人
  • スウェーデン/13.9人
  • ドイツ/13.1人
  • アメリカ/11.3人
  • イタリア/7.8人
  • イギリス/7.5人

となっている。そして、日本の自殺者は人口10万人に対して24.8人と、ハンガリーについで世界第2位である。増加の原因として、不況による会社の倒産、リストラをはじめ、過労などが原因に挙げられている。しかし、自殺の原因は、

  • 健康問題
  • 経済生活問題
  • 家庭問題
  • 男女問題
  • 学校問題
  • 不詳

となっている。遺書なしで自殺してしまう人が多く6割以上を占めている。

自殺する人は、うつ病かうつ状態になっていると言われる。「小学校から大学、それに社会生活にいたるまで、順風満帆で、挫折のない生活を送った人が、不況によるリストラや会社倒産などの憂き目にあうと、窮地を乗りこえた経験がないため、うつになり、自殺に走る」というのが一般的に考えられている自殺の要因である。

自殺の原因を考えるとき現代人のストレスについて目を背けてはいけない。複雑なようで非常に原因はシンプルなことが多い。
うつの初期状態、うつ様症状の時に眠れるように対策することが大切でこのとき、セロトアルファなどの力を借りるのも賢明。不眠がある程度続いたらすぐに対策したほうがいい。

体を巡る大切な「気」の働き

「気」のつく言葉はかなり多い。空気、電気に始まり、「元気」「やる気」「気をもむ」「気を入れる」「気を引く」「気に病む」「気にかかる」「気を悪くする」「どうする気?」など、数えあげたらキリがないほど存在することに「気」がつく。

もともと「気」は「実体がない、見えないが、働きはあるもの」と定義されている。死ぬ直前の人と直後の人を比べても、よほどの失血死でない限り、体内での物量的変化はないはずである。

しかし、死人の心臓は止まり、血液の流れや呼吸も止まり、もちろん、表情もなくなる。つまり、死の直前と直後の違いは、「気」の存否といえるのである。

この「気」は漢方医学では、生まれながらにして親から受けついだ「先天の気」と、生後、自分自身の生命活動の中から作りだした「後天の気」から成っていると考える。

「後天の気」には、肺の呼吸により、鼻を通して体内にとりいれて作りだされた「天の気」と、飲食物として口から胃腸に入り、消化吸収されて作りだされた「地の気」がある。

この気は、ヒポクラテス時代の古代ギリシャ医学の「プネウマ」と、その定義が酷似している。

この「天の気」と「地の気」、それに先天の気があわさったものが「元気」(臭気)といわれ、人体のすべての生命活動に関与するエネルギー源とされる。つまり、

  • 血液や水分、酸素などすべての栄養物質を全身の器官・組織に運搬するカの源
  • 空気や食べ物から体に必要なものをとりだし、体内で利用できるようにする力の源

体を温めて、体熱を維持して健康を守り、病気の体外からの侵入を阻止したりする作用をになっており、生命維持の根源的な力というべきものである。

つまり、気が体内の「血」や「水」を動かす力になっており、生命に対する生殺与奪の権利をもっているものといえる。

この「気」の流れに異常をきたすと「血」や「水」の異常をきたすことは、容易に想像できる。

また、逆に「血の滞り」は「気の滞り」を生むし、「水の滞り」が「気の滞り」を生むこともある。「水の滞り」が「血の滞り」の原因にもなるというふうに、「気」「血」「水」は互いに関連しているのである。

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